知っていますか?窓からの熱の出入りが一番多いこと
2017-10-11
家は冬の寒い外気にさらされると、室内の温かい熱が外部に逃げていきます。
また、夏には熱い日差しや外気の熱が室内に侵入してきます。
このとき、逃げてしまう温かさや、侵入する熱さは、躯体の中でも窓からの出入りがもっとも大きな割合を占めているのです。
一般的なアルミサッシの場合の冬に流出する熱の割合としては、屋根からが約5%、換気からは約15%、外壁からは19%、床からは約9%となっています。
そして熱が一番出ていくのが窓から約52%です。
つまり、冬場の暖めた室内の空気が逃げる道の第一位が窓で、その割合は実に50%を超えているのです。
また夏場の場合も検討してみましょう。
夏の外気の暑い熱がどこから入ってくるのか?
屋根からは約6%、換気からは約5%、外壁からは約12%、床下からは約3%で、一番に外気の熱が入ってくるのが窓の約74%です。
この点からもやはり低燃費の住宅の実現のためには、断熱材だけではなく、窓の計画もしっかりとおこなう必要があります。