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給排水の引込確認は土地購入前にすべき

2018-06-26

土地から探して建物を建てる場合に、当然にその土地には飲用水としての上水道が必要となります。

また、トイレや洗濯などからでる汚水の処理として下水道も当然に必要です。

 

もしその土地に上水道や下水道の引き込み工事がなされていなければ、費用負担の上、工事をする必要があります。

 

不動産会社から建築条件付き土地を購入し、その不動産会社で建物を建ててもらう場合、その購入する土地には上水道や下水道の引きこみは既にされていると思います。

もしくは、土地代金または建物代金の中に、上水道や下水道の引込費用や市納金などは含まれているか、事前に別途○○円が必要と明記されているでしょう。

そして契約した後に引込工事をするということもあるかもしれません。

 

その土地に給排水引き込みはある!?

ところが、土地をお持ちでない方が注文住宅をする場合、多くが不動産会社に土地探しを依頼し、工務店に建物を建ててもらうという流れになると思います。

土地の売主さんは業者や一般の方などです。

この場合に、少し注意が必要です。

 

つまり、不動産屋さんの分譲地のように、「土地の売主=工事を施工する施工業者」の場合は、上下水道の工事の必要性について十分に把握していることかと思います。

ところが、「土地の売主≠工事を施工する施工業社(つまり工務店等)」の場合は、その土地に上下水道の引込があるのか、費用はいくら必要なのかは施工業者である工務店が調べます。

土地を紹介してくれた不動産屋さんは

「上下水道の引込がない土地なので、新築を建てる時は引込工事して下さいね」

とは教えてくれますが、どのような工事を、費用がどれくらい必要かは、不動産屋さんにはわかりません。

ですので、これを調査し、事前に土地購入者である施主様に伝える工務店のこの作業は重要です。

 

というのも、地域にもよりますが、この上下水道の引き込み工事や市納金などは高額になる可能性もあります。

100万円を超えることも普通にあるものなのです。

 

 

あとから「給排水費用がかかります」の悲劇・・・

友人伝えで聞いた話しですが、ある40代のご夫婦とお子様家族が土地を購入し、住宅ローンも組んで、某ハウスメーカーで建物の請負契約が済んだ後に、

「実は・・・上下水道の引込費用をみていなかった」

と、言われたそうです。

金額は値引きはがんばるが、費用の負担は会社側では持てない、また現金で引込費用を払って欲しい

といわれたそうで、かなり大きなトラブルになったそうです。

 

 

不動産のプロと、建築のプロは違う

会社というか担当者のレベルにもよりますが、土地を別で探して、建物を建てる、いわゆる注文住宅に慣れていない担当者だと、このような下調べをしなければいけないこと自体、知らない方が多いようです。

新築分譲地の販売ばかりしていると、当然に上下水道を入っているものという認識のようです。

家を建てるという意味では、分譲住宅も、注文住宅も同じように見えますが、注文住宅の場合は、より専門的な知識や経験が問われます。

あとから予想外に引込費用を負担したあげく、希望していたオプション工事ができないということにならないように下調べは重要です。

 

給排水の引込確認は、土地購入前にぜひ建物を依頼する工務店にお願いしておきましょう。

 

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