吹きぬけは音とニオイにも注意
2019-01-22
静寂性と充実の換気設備を
吹きぬけは注文住宅の家づくりでもとても人気のある設計プランです。
吹き抜けの魅力といえば、その開放感や、開放感を利用したコミュニケーション性の高さだといえます。
しかし、冷暖房の効率性というデメリットとともに注意しなければいけないのが、音とニオイの問題です。
吹きぬけは上階の床が無いわけですから吹き抜けのあるリビングなどの音が上階に漏れやすい環境と言えます。
音が漏れることが子供部屋の孤立を防ぐというメリットもあるわけですが、同時に子供部屋で寝る子供の就寝を邪魔してしまう恐れもあります。
室内窓を設けていても、完全に音を防ぐことはできません。
特に夜遅くまで親が起きていて、子供は早く寝かせている場合は子供部屋の配置に注意が必要です。
吹き抜けに面する部屋は子供部屋という方が多いですが、できるなら静寂性が求められる寝室や書斎などは吹き抜けに面しないようにすることも重要です。
また、ニオイの問題も注意が必要です。
特にキッチンやダイニングなど料理や食事などもニオイが発生する部屋に吹抜けがあると、そのニオイが吹抜け上部にまで上がっていき、数時間経ってもニオイが吹き抜けにこもるという事もありえます。
吹抜け上部に開放可能な窓を設けたり、十分な換気設備を設けるなどニオイに対する対策を行うことも重要になります。