POSTED ARTICLES

投稿記事

HOME > 社長ブログ > キッチンからの景色を心地よくする

キッチンからの景色を心地よくする

2019-04-19

現代の家は、キッチン、ダイニング、リビングとはっきりとした区分けはおこなわないことが主流です。

そうなると、昔のようなキッチンは暗い場所へ持ってくるという発想も変えなくてはなりません。

近年、共働きのご家族が多い中で、家族全員が揃う時間は限られているので、キッチンにいる時間もコミュニケーションがとれる空間である必要があります。

それと同時に、キッチンに立つ人の居心地もよくする必要があります。

 

リビングなどを南面や道路面に配置することが多い関係上、効率的な間取り作成のためキッチンの配置が限定されることは多いでしょう。

しかし、たとえば奥まった位置や北側レイアウトのキッチンであったとしても、ハイサイドライトやトップライトなどで明るくする工夫を取り入れてあげましょう。

また、大きな窓を設けるだけでも広く感じることができますし、出窓による面積以上の広さを感じさせることもできます。

 

また、眺望という面では壁付けよりもダイニングやリビングを向いたオープンキッチンの方がより広く感じる視覚効果もあります。

さらに言えば、その目線の先に大きな窓があり眺望を楽しむことができれば目線の抜けだけでなく、心理的にも心地よさをアップさせることができます。

 

住宅密集地では、土地の広さに制限があってもあえて中庭を設けることで、キッチンの居心地を良くし、ココロのゆとりを手に入れることもアイデアの一つです。

 

昔のように「キッチン=料理をする場所、洗い物をする場所」から「家族のコミュニケーションを楽しむスペース」に変わってきています。

そんなキッチンの今の実情にあった、またキッチンに立つ人の居心地をよくする工夫が求められていると思うのです。