夫婦二人なら無理に広くはつくらない
2019-05-24
子育て世代でお子様がおられる場合は、家づくりにおいてはある程度大きな床面積が必要でしょう。
基本的に子供の人数分の寝室を作る必要がありますし、さらにリビングの一角に勉強コーナーなど「子供用」のスペースを多く設ける必要が出てくるからです。
しかし、夫婦二人での暮らしを元に家を建てようということであれば、無理に床面積は広げる必要はありません。
むしろ、夫婦二人の場合は、自分達の日常に焦点を合わせたリビング作りを考えることが重要です。
子供が独立した後や、リタイア後の夫婦二人の場合は、過度に広すぎると掃除も大変になります。
過度な広さを求めるよりは、コンパクトで使いやすい、それでいて吹抜けや屋外空間を一体利用する「ゆとりスペース」を考えるようにすべきです。
または、LDKはほどほどサイズにしておいて、他のスペースでラグジュアリー感を出すのも良いかもしれません。
ゆったりサイズの浴室でバスタイムを楽しんだり、趣味に没頭できる趣味室を充実させるなど、夫婦お互いの時間を尊重し、ゆとりの時間を手に入れれる家づくりにしましょう。
また、友人や独立した子供たちが帰ってきた時のために、大きいダイニングテーブルに変形させれるものや、畳コーナーで座るスペースを補助できるような工夫も入れておくと良いかもしれません。
夫婦二人の場合は、夫婦それぞれの時間をたのしみつつ、ゲストへの対応もできる、フレキシブルな間取りが求められます。