土台敷きー枚方市藤阪元町の家
2019-04-11
昨日の土砂降りの雨から一転、快晴にめぐまれた中で、枚方市藤阪元町の家では、土台敷きをおこなっています。
土台敷きとは、上棟の当日前にする準備段階っていった感じでしょうか。
基礎の上に床下換気用の気密基礎パッキンを敷き、その上に、土台を載せます。
昔の木造住宅では、基礎の一部を欠いて床下換気口を設けて、基礎の中の風通しを確保していました。
しかしこの基礎を一部欠いて換気する方法だと、床下の換気量としては十分なものの、
・空気が十分に隅々まで流れていかないので、一定の場所に空気が溜まってしまう。
・基礎の一部を欠くということは補強をするとはいえ強度を弱める原因となり、コンクリート割れも生じる。
などの心配や問題がありました。
しかし、この基礎パッキンを使うことで上記のような問題点もクリア!
さらに施工性も良く大工さんも作業効率アップなんです。
さらに、この気密基礎パッキンがあることで、基礎と土台を縁切りすることも重要になります。
木部である土台が基礎と直接接していると、基礎コンクリートの水分が土台に浸透して、「腐り」の原因となってしまいます。
また、腐りから土台の耐久性の低下にもつながってしまいます。
ということで、この土台敷きには家の耐久性にも影響する基礎パッキンという地味ではありますが、重要な工事もおこなうんです。