自分なりの家事動線を伝える
2019-07-23
LDKは家の中心であり、家族が多くの時間を過ごす場所です。
ゲストが来た際も、お迎えする場所がLDKですので、自然と人が多く集まりがちになります。
そこで、家づくりの設計の際にぜひ重視して検討していただきたいのが、LDKの動線です。
動線と一言でいっても大きく3つの動線に分けられます。
家事動線、生活動線、来客動線の3つの動線です。
これらが複雑に入り乱れるLDKの動線を考える場合に重要なのが、「自分なりの動線」を伝えることです。
なかでも細かな動きが多いキッチン周りの家事動線は、調理する動線はもちろん、配膳の動線や調理と並行して洗濯や掃除をする際の出入り動線など、多くの動線が絡み合います。
ですので、これまでの生活で不便だった点や、要望などありましたら、設計段階からしっかりと伝えることが重要です。
特に人によって細かな家事の動きは異なります。
より具体的に設計士に「自分なりの動線」を伝えることで、要望にあった正確な設計をしてもらえます。
家事の手順とは人それぞれです。
「友達が良いといっていた動線設計」が必ずしも「あなた」にとって良いかは別の話しです。
家事動線に「これが正しい」という答えはありません。
自分なりの使いやすい家事動線を見つけ出し、それを設計に落とし込むことが家づくりの成功へと結びつくことでしょう。