次世代住宅ポイント早わかり
「次世代住宅ポイント制度」は、消費税10%で、一定の性能を有する新築住宅を取得する方やリフォームをする方に対して、さまざまな商品などと交換可能なポイントが付与される制度です。
主に「環境」「安全安心」「健康長寿・高齢者対応」「子育て支援・働き方改革」に役立つ一定の性能を有する住宅が対象となります。
では、注文住宅を含む新築住宅の場合をご紹介しましょう。
新築住宅の場合は、所有者が自ら居住する住宅が対象となります。
ですので、借家などは対象外となります。
注文住宅の場合ですが、請負契約および工事着工の日程が、2019年4月1日~2020年3月31日という条件がついています。
さらに、お引渡しが2019年10月1日以降という条件もあります。
当然に2019年10月から消費税が10%になった場合という条件はいうまでもありません。
では、次世代住宅ポイント対象期間に対象住宅を建てた場合にもらえるポイント数については下記の通りとなります。
一定の性能を有する住宅は一律300,000ポイント/戸
これには下記の4項目のいずれかの性能に適合する必要があります。
①エコ
断熱等性能等級4以上または一次エネルギー消費量等級4以上
②長持ち
劣化対策等級3かつ維持管理対策等級2以上
③耐震
耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2以上または免震建築物
④バリアフリー
高齢者等配慮対策等級3以上
以上の4項目のどれかの性能が求められます。
プラスして、認定長期優良住宅、認定低炭素住宅、性能向上計画認定住宅、ZEHの場合は、さらに50,000ポイント/戸が付与されます。
あと建て替えを検討中の方にもオススメの制度があります。
それは、旧耐震基準で建築された住宅を2018年12月21日以降に解体除却し、新築を建てた場合は、150,000ポイント/戸が付与されます。
さらに家事負担を軽減する設備を設置した住宅にもポイントが付与されます。
たとえば、ビルトイン食洗器なら18,000ポイント/戸、掃除しやすいレンジフードなら9000ポイント/戸、ビルトイン自動調理対応コンロなら12,000ポイント/戸、浴室乾燥機なら18,000ポイント/戸など、いろいろ設備に関してポイントが付与されます。
消費税10%に対してもこのような充実した制度が用意されていますので、上手に利用して家づくりに励みましょう!