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ホルムアルデヒド吸収分解ボードの性能とは

2020-07-16

新建材や家具から発散されるホルムアルデヒドという言葉をご存じでしょうか?

 

ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因といわれており、健康住宅を目指される方はもちろん、影響が受けやすい小さな赤ちゃんや幼児がいるご家族にとっても大きな関心事かと思います。

新建材に至っては「F☆☆☆☆建材だから問題ない」という誤った情報もあり、“シックハウスは過去のモノ”と勘違いしている方もおられます。

 

しかし、それは間違いであり、現在の新築やリフォームでシックハウスに悩まされる方は後が絶ちません。

 

これから注文住宅で家を建てようという方には、ぜひ「構造材には集成材ではなく国産材を」「フロアにはシート張りフローリングではなく、無垢フローリングを」とオススメしています。

そして内装材にもできるだけカラダに優しい自然素材を使いたいものです。

 

ただ内装全体で考えると壁や天井など面積が大きい分、費用も大きくなりがちです。

そんな時には通気性壁紙などの通気性に優れた内装仕上げ材を採用をオススメします。

そしてその下地材には、ホルムアルデヒドを吸収分解再放出しない下地ボードが良いでしょう。

 

この内装下地材ボードは、ホルムアルデヒドの低減に役立つ性能があります。

モデルルームでの実験では室内のホルムアルデヒド濃度が0.20ppmを上回っていた室内が、ホルムアルデヒド吸収分解ボードを室内に搬入しただけで0.08ppm以下に下がったという実験もあります。

 

別の実験でも、24時間換気システムを稼働し、室温33度の状況下で壁と天井に通常の下地材とホルムアルデヒド吸収分解ボードを貼ったそれぞれの部屋で実験をおこなったところ、やはりホルムアルデヒド吸収分解ボードを貼った部屋の方がホルムアルデヒド濃度が20%以上低かったという結果も出ています。

 

このように優れたホルムアルデヒド吸収分解ボードは、ホルムアルデヒドを吸収後、下地材に含まれる特殊な化学物質により分解され、無害な物質と水(H2O)に分解するため、再放出しませんので、もちろん子育て世代の方も、ご年配がおられるご家庭も安心だと言えます。

 

エアコンや空気清浄機などと違い、ランニングコストもかからず、お部屋の空気環境をキレイに保つホルムアルデヒド吸収分解ボードは、健康住宅を目指す方に自然素材と共にぜひ取り入れていただきたい下地材と言えまし、このような点にも気を配って家を建てていただきたいものです。