工事費用の支払いスケジュールを把握する
2022-10-18
既に出来上がっている建物を買う場合とは違い、注文住宅の場合は多くの工務店では、工事の出来高に応じて、建築費用を支払う分割払いが一般的です。
建物請負契約時とは別に、建築確認が下りて工事がスタートする工事着工時、上棟時の工事中間金、建物が完成した時の工事完成金など、3回ほどに分けて出来高で支払います。
ここで注意する点として、住宅ローンをご利用される方です。
住宅ローンの建物費用のお金は、一般的に建物が完成した時にはじめて融資されます。
つまり、工事着工時や工事中間時は本来は手持ちの自己資金にて支払うということになるのですが、数百万円~1000万円を超える現金を工事着工金や工事中間金で支払いできる方はごくわずか。
そのため、多くの金融機関では「つなぎ融資」という融資制度を設けている場合があります。
この「つなぎ融資」を利用して、工事着工金や工事中間金を支払っていくといいでしょう。
但し、一部の金融機関ではこの「つなぎ融資」の融資制度が無い金融機関もあるので、融資相談の段階でこの「つなぎ融資の有無」は確認しておきましょう。