自然素材の家のメリットとデメリットを知り後悔しない家づくりを実現
自然素材の家とは、どういう家だと思いますか?
「無垢フローリングって、扱いにくいの?」
「自然素材の家って、値段が高くて手が届かない!?」
「どんな素材を選べばいいんだろう。。。」
そんな疑問や不安をお持ちじゃないですか?
自然素材の家で後悔しないために、メリットとデメリットを理解して、後悔しない家づくりを目指しましょう!
森田建設は、「ちょっとオシャレ遊びココロのある自然素材の家」を建てております。
- 「無垢フローリング」や「しっくい、、珪藻土、シラス」「ウッドチップや羊毛断熱」等を採用した家づくり
- 和紙や、壁紙の糊にもこだわったでんぷん糊なども積極的に取り入れる
-
構造材の重要な通し柱には、希少価値の高い芯持ちの国産材ヒノキを全棟で採用した木造住宅の家。
自然素材の家に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
CONTENTS
●1.自然素材の家とは
●2.自然素材の家のメリットを知る
- 2-1.湿気をコントロールする調湿性能で空気をキレイに
- 2-2.自然な「空気清浄機」
- 2-3.手触り足触りの心地よさ
- 2-4.シックハウス対策にもなる
- 2-5.経年変化を楽しめるデザイン性
●3.自然素材の家のデメリットを知る
- 3-1.傷がつきやすい
- 3-2.メンテナンスが必要となる
- 3-3.イニシャルコストが高い
●4.自然素材の家を建てるために
- 4-1.まずは無垢材フローリングから選ぶ
- 4-2.内装材の優先付けをする
- 4-3.外装はアクセントで無垢材を
●5.自然素材の家の施工事例
- 5-1.「木が大好き!自然素材が大好き!」ご家族の家
- 5-2.家族の距離を近くする吹き抜けのある住まい
- 5-3.逆転の発想から生まれた家
●6.まとめ
1.自然素材の家とは
一般的な分譲住宅では、メーカー品の複合フローリングやビニールクロスなどで家を建てているのが一般的です。
これに対して「自然素材の家」とは、無垢フローリングや内装漆喰、珪藻土やシラス、羊毛などを多用した住宅を言います。
また、家が完成してからでは見えなくなる柱や土台などの構造材にも、無垢ヒノキやスギなどを採用した家づくりが多いのも特徴です。
主な自然素材の特徴は下記の通りです。
無垢床 |
丸太の木を伐りだし、貼り合わせずに一枚の板でつくられた自然素材の床材のこと。 |
シラス |
南九州で取れる、マグマが岩石となる前に粉末となった物質で、養分を持たない「原始的な土」の内外装材。 |
漆喰 |
水酸化カルシウムを主成分とし、日本の漆喰は消石灰を主成分に、骨材、すさ(麻)、海藻のりなどの有機物を混ぜて練り上げたもの。 |
珪藻土 |
藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物で、珪藻の化石からなる岩石が珪藻土である。 |
2.自然素材の家のメリットを知る
2-1.湿気をコントロールする調湿性能で空気をキレイに
無垢材や漆喰などの自然素材には呼吸性があります。
湿気が多ければ湿気を吸い、湿気が少なければ放出する。
そうすることで室内の湿気をコントロールする調湿機能があります。
また、調湿をすることでカビやダニの発生を抑えて、空気環境をよりきれいにしてくれます。
2-2.自然な「空気清浄機」
珪藻土や漆喰には、室内の生活臭やペット臭などの生活臭を取り除いてくれる消臭効果があります。
家の中がいつも快適でイヤな臭いの少ない暮らしの実現へ。
2-3.手触り足触りの心地よさ
無垢材でもやわらかな素材から硬いものまでさまざまですが、スギやパインなど比較的にやわらかい樹種は、手触りや足触りも優しく、心も落ち着く効果があります。
やわらかな素材なので、こども達が素足で歩いたり走り回っても、足が疲れにくい。
また、無垢板自身が空気を含む断熱層ともなるので、メーカー品の複合フローリングに比べて、冬は暖かく快適な効果もあります。
2-4.シックハウス対策にもなる
メーカー品のフローリングなどは接着剤を多用しているので、新築完成時に、その接着剤のニオイもきつく気分を害される方も多いようです。
また接着剤に含まれるホルムアルデヒドの量も抑えられているとはいえ、やはり家一棟分となると、相当なホルムアルデヒド発散量となります。
無垢材で建てる家には、そういった嫌なニオイがしないのが、いかに健康的なのか、シックハウス対策となっているのか、おわかりいただけると思います。
2-5.経年変化を楽しめるデザイン性
メーカー品の複合フローリングはいつまでも同じデザインで、むしろ年々色あせていき古びた感じが出てきます。
一方、無垢材は年々色の変化が起きていき、その時々の色合いを楽しむことが出来ます。
また色の変化は起きても、色あせた古びた感じにならないので、いつの時代にも我が家を楽しめるのが特徴です。
3.自然素材の家のデメリットを知る
3-1.傷がつきやすい
無垢材の中で特に人気の高いパインやスギは、比較的にやわらかなタイプと言えます。
爪を建てると傷がつくほどです。
いつも床はピカピカでワックスをかけておきたいという方には向かないかもしれません。
3-2.メンテナンスが必要となる
最近のメーカー品フローリングは、ノンワックスという基本的に手入れ不要の商品となっています。
そういったメーカー品フローリングに比べると、無垢材フローリングにはメンテナンスの手間がかかります。
但し、大掛かりなメンテナンスは必要なく、水をこぼしたらすぐに拭き取りする、年に1回くらいは蜜蝋や米ぬか等のオイルを塗布する程度で結構です。
3-3.イニシャルコストが高い
建築代金として、フローリング代がメーカー品フローリングに比べると、無垢材フローリングの方が価格が高くなりやすいです。
但し、無垢材フローリングでも、比較的に手の届きやすい樹種やグレードもありますので、予算と希望のデザインに合わせて予算調整は可能と言えます。
4.自然素材の家を建てるために
4-1.まずは無垢材フローリングから選ぶ
自然素材の家を建てる時に、どこから決めていくのか。
まずは「無垢フローリング選び」からスタートするのがいいでしょう。
床材はその家の内装全体のイメージを強く決定する要素です。
・洋風なのか、和風なのか
・ナチュラルなのか、かっこいいのか
・落ち着いてるのか、派手さがあるのか
こういった大きな内装の全体イメージを決めるのが床材ですので、まずは無垢フローリング選びをしっかりとおこないましょう。
最近ではインスタグラムやピンタレスト等のSNSを利用することで、工務店とイメージを共有した家づくりがしやすくなったので、ぜひ活用していきましょう!
4-2.内装材の優先付けをする
内装材として、シラスや漆喰、珪藻土、その他和紙などを含めると、自然素材の内装材は多岐にわたります。
これらをリビングや寝室、廊下や階段、洗面所やトイレなど全てに自然素材を内装材として利用するのが理想ですが、家づくりの予算もかなり高額になるので、ポイントとしてはどの部屋、自然素材の内装材を採用するのか優先付けしていきましょう。
まずは、家族全員が長くいることが多いLDKの内装材には、ぜひ漆喰や珪藻土、シラスなどの自然素材の内装材は採用したいものです。
アクセントには、無垢材を羽目板としてもデザイン性も高くオシャレでオススメです。
その他、アトピーが心配なお子様の寝室だけは漆喰を全面塗りにするとか、湿気やすい洗面所にはサワラの無垢材を張るなど、ピンポイントで採用するのもいいでしょう。
限りある予算の中で、どこに自然素材の内装材を採用するのか、その目的も含めて考えておくことが重要でしょう。
4-3.外装はアクセントで無垢材を
外装材としての自然素材を代表するものとしては、火山灰シラス外壁「そとん壁」が有名ですね。
100%自然素材の外壁材であり、その素材感はジョリパッドなどの塗り壁とも一線を画すデザイン性があります。
但し、予算面でいうと、一般的なサイディングなどに比べても100万円単位で予算アップするため、採用するかどうかは予算計画と要相談となることも多いでしょう。
そこで、比較的に予算を抑えて自然素材アイテムを取り入れる方法としては、玄関庇などの一階部分の軒天のみを「レッドシダーの羽目板」を取り入れるのががオススメ。
玄関庇などの一階部分だけだと、羽目板レッドシダーの施工面積もそんなに大きくなくないので、予算アップ額も少額で済みます。
しかし、その存在感はとても大きく外壁デザイン性をグッと上げてくれるので、コスパは最高です!
また、一階部分のため、メンテナンスも容易にすることが可能です。
5.自然素材の家の施行事例
森田建設は自然素材の家づくりを得意とする大阪・枚方市にある工務店。
自然素材の家を選び理想の空間を実現したお客さまの施行事例をご紹介するため、ぜひ家づくりの参考にしてみてください。
5-1.「木が大好き!自然素材が大好き!」ご家族の家
「木が大好き!自然素材が大好き!なんです」はじめてH様とお会いした際に、そうおっしゃっていたH様。
無垢材や漆喰などの自然素材はもちろん、ペレットストーブもご採用。
実際にショールームへも足を運び、これならイイ!っと決断されご採用され、早速、新居1年目から大活躍だとか。
さらに漆喰塗りの一部をDIYでチャレンジ!
家族一丸となって塗った漆喰の施工事例は、漆喰メーカー主催のコンテストで大賞を受賞する快挙!!
ご家族の仲の良さとチームワークの結果ですね(^^)/!!
〈「木が大好き!自然素材が大好き!」ご家族の家 詳細ページはこちら〉
5-2.家族の距離を近くする吹き抜けのある住まい
東京から大阪へUターンを決意した際に、大阪のお友達に家づくりをご相談されていたN様。
最初はハウスメーカーを廻っていたが、どうも面白味のない家ばかりで、イマイチだったとか。
そんな時にN様のお友達が森田建設を推薦してくださり、それがご縁で森田建設の家を建築いただくことに。
家づくり当初はまだイメージがはっきりしていなかったとN様。そんな時に森田建設の家を見学していただき、はじめて触れたレッドパインの床材に一目惚れ。
手触りもやさしく、足心地もいい!一般的な複合フローリングでは絶対に出ない無垢フローリングの表情にも惚れ惚れ。
ご入居後もオイル塗装とお手入れを十分にされて、大切に大切にお使いになられていて、帰宅後は毎日、足ココチの良さを楽しんでいるんだとか。
本当にスタッフ一同、うれしい限りです!
5-3.逆転の発想から生まれた家
土地が決まって、その土地に対する建物をプランニングしていくのが一般的な注文住宅の世界。
でも、S様の場合は、建てたい建物の間取りを先に決めて、その建物に合う土地探しをスタート。
間取りが決まっているだけに「間口が足りない、奥行きが足りない」など、いくつもの困難がありましたが、理想の土地が見つかり、見事に注文住宅を叶えられました。
まさに「逆転の発想から生まれた家」の誕生です。
6.まとめ
自然素材は高い!?というイメージが定着していますが、高くなる理由は、素材そのものが高いということもありますが、工事に手間がかかるので、工事賃が高くなるというのも、理由の1つです。
建物の価値を決めるのは、床、壁、天井といった内装仕上げ材です。
いくら高くなるといっても、内装仕上げ材だけを変更しても、手が届かなくなる程高くなるということはありません。
しかし、無垢にしたい、珪藻土にしたいといっていた人が最終的に、ビニールクロスや、合板フローリングで我慢することになるのは、予算の立て方に問題があります。
家造りは楽しい作業ですが、手順を間違うと、苦しい作業になります。
楽しくいい家を作る、そして希望の自然素材を使った家にするためにも、次の手順を参考にしてください。
まず建物にかけられる費用の総額を計算してください。全ての費用を計算し、純粋に家にかけていい予算を弾き出すのです。
次に、やりたいことを全てリストアップして、優先順位を決定してください。
つまり、家族会議が必要です。豪華なキッチンやシステムバス作り付け家具・・・
あとで追加工事が増えてくると、大抵の場合、無垢材は、普通のフローリングに(実は合板)塗り壁は、普通のクロス(実はビニール)になってしまいます。
その時の言い訳は・・・「こちらの商品も、いいものですよ~」と業者が説得し、自分もそれを信じたことにする!?
しかし、合板フローリングは、接着剤で貼ったものだし、ビニールクロスも、石油で作ったものです。割り切れない思いで、妥協しなくていいように・・・
このコラムをお役立て頂けるとありがたいです。建物の構造は丈夫に造りましょう。親子3代住める位丈夫に、
次に、内装材は、本物を使いましょう。
家1軒丸ごと全部本物を使っても差額はそれほど多くありません。
予算がなければ、可能な範囲でやるという選択肢もあります。
健康を気にして、自然素材を使いたいのなら、寝室や子供部屋等を優先し、見た目の豪華さ、気持ち良さが優先されるのなら、居間とか、玄関を優先して、自然素材を使うといいと思います。
優先順位を設定して、自然素材を使う。
ここで、注意しないといけないのは、キッチンやお風呂といった、後で交換できるものに、100万、200万といった予算をかけないことです。
そして、自然素材の「費用」には、手をつけないでおくということです。
一般的な家造りの手順では、内装仕上げ材の打合せは一番最後です。
しかも、普通の工事会社は、合板フローリングとビニールクロスが標準ですから最初から、「本物素材」使いたいと言っておかないと、夢が広がる豪華なものを勧められて、自然素材へまわす予算がなくなります。
それに、一旦ほしいと思った豪華な何かを諦めるのは、本当に辛いですから・・・
自然素材を使いたいと思っている価値観が、どれ程の強さなのかということを、始めに、自問自答しておくということは、とても大事なことです。
夢のマイホーム計画の冒頭で・・・
夢を壊す話をしてすいません。
しかし、10年で価値がなくなる豪華なキッチンより、孫子の代まで、価値が続き、毎日、目に触れ、肌に触れ、50年も、100年も本物の価値を実感できる「本物建材」を絶対に使ってほしいと思います。
差額で考えたら・・・少しのコストアップで、「本物」に出来ます。
それに、しっかり優先順位を設定すれば、「普通の予算で、本物住宅が造れます」。
ぜひ家族が安心して暮らせる家の第一歩に自然素材を一つでも取りいれてみてはいかがでしょうか?