本日の「藤阪東町二丁目の家」構造見学会の見どころ
2019年8月18日に開催の枚方市の注文住宅現場「藤阪東町二丁目の家 構造見学会」では、国産材の天然ヒノキの構造材をご覧いただけると共に、制震ダンパーもご覧いただけます。
大阪北部地震以来、地震への話題が住宅業界でも注目されており、耐震性能だけではなく、制震ダンパーの取り付けを検討される方も増えております。
今回の枚方市の「藤阪東町二丁目の家 構造見学会」では、木造住宅の制震システム【TRCダンパー】を現場でご覧いただけます。
TRCダンパーの仕組みとしては、自動車用防振ゴムにおいて世界シェアNO.1を誇る住友理工の防振ゴム技術を応用して開発された制震ダンパーです。
地震エネルギーによる建物の揺れに応じてダンパーが伸び縮みし、ダンパー内のゴムが地震エネルギーを熱エネルギーへ瞬時に変換し、建物とご家族を守ります。
また、TRCダンパーは100年間メンテナンスフリーな点も特徴。
TRCダンパーに内臓の「特殊粘弾性ゴム」は、時間経過や温度による性能変化が少ないため、メンテナンスしなくても、優れた効果を持続することができます。
繰り返しの地震に強い
TRCダンパーを設置した場合と、しなかった場合でどれだけ建物変形に違いが出るのか、実物大の住宅を用いた実験がおこなわれました。
その結果、TRCダンパーを設置した建物は、設置しなかった建物に比べて約50%建物変位が低減されました。
ちなみに、変位低減が20%以上の場合、耐震等級が1ランクアップ相当になります。
また、繰り返しの地震では、3回目で釘抜け本数が耐震住宅の「わずか10%程度」という結果に。
TRCダンパーを設置した制震住宅が耐震住宅と比べて、「繰り返し地震」に強いことが実証されました。
低コストで高い性能を発揮
1棟あたりTRCダンパーを4本設置すると、最大50%地震の揺れを低減することができます。
施工箇所が少なく、免震に比べても導入コストが低いのが特徴的です。
また短時間での施工が可能なため、大工さんの施工費も抑えることができます。
国土交通大臣の認定品
新築時は耐力壁として、壁量へのカウントが可能です。
国土交通大臣認定「壁倍率1.3」を取得。