寝室に書斎や趣味コーナーを併設したセミリビング
夫婦が共有して使えるスペースに
寝室はリビングに比べると非常にプライバシー性の高い空間です。
近年の家づくりでは、家族がリビングに集まりやすいようにリビング中心の間取り作りも多くなっています。
また、リビングでの暮らしの充実性を重視した設計にすることも多いようです。
そのリビングには子供たちが勉強できるスタディカウンターや、パソコンなどができるPCスペースを設けることも少なくありません。
このようにリビングは単なる家族が集うスペースだけではなく、趣味や書斎スペースを兼ねることも多いのが、実情です。
ただ、ゆっくりと落ち着いた空間で本を読んだり、趣味に没頭したいとなると、どうしてもリビングでは落ち着かないという方もおられるでしょう。
そこで活用したいのが寝室です。
基本的に寝室は寝て起きてというだけの使い方をする方が多く、昔ほど寝室に大きなスペースを取らない方も増えています。
単に寝て起きてだけなら、夫婦二人の寝室でも6帖あれば十分です。
ただゆったりした趣味や本を読んだりするスペースを確保したいなら主寝室の片隅にスペースを設けることは有効です。
カウンターと間仕切る袖壁などが少しあるだけで、落ち着いた趣味スペースに早代わり。
主寝室をセミリビングのように使うことができます。
その際には、間取りに余裕があればご主人様、奥様それぞれのスペースを確保できればベストですが、夫婦二人の共有のスペースとすれば、さほど大きな空間は必要なく設計できます。
子育て時間に追われる中で、少しだけでも自分の時間を確保するために、主寝室に小さくても良いので、趣味コーナースペースを設けることは有効です。