自然素材リフォームは1社で責任施工を依頼しましょう
リフォームの際、壁は自然素材のものを使いたいと考えています。
扱える業者が限られているようで、リフォームを依頼する工務店では取り扱いがなさそうです。
その場合、壁の下地まではリフォームの工務店、壁は自然素材を取り扱える業者に別々に依頼しても問題ないでしょうか?
ーこんなご質問がYAHOO知恵袋さんにありました―
森田建設の見解としては、下地工事と仕上げ工事は一緒の工務店がリフォームすべきだと思います。
壁は自然素材のものということで、「漆喰」や「珪藻土」「シラス」などをお考えなのかもしれません。
ただ、どの素材を使うにしても、下地工事と仕上げ工事は同じ工務店がすべきでしょう。
なぜなら、仕上げ工事は、下地工事に大きく影響を受けるからです。
下地処理が悪ければ、どんなに腕のいい職人さんや工務店であっても仕上げ工事に不具合がでる可能性があるからです。
自然素材であれば、クラックや灰汁などを考慮すべきですが、下地工事しか請け負わない職人さんからしたら、仕上げ工事を担当する現場監督から正確な指示などがなければ、もしかしたらクロス壁紙を貼ること前提の下地工事をしかねません。
また、仕上げ工事は別の工務店が担当するとなると、業者によっては下地工事が雑な工事になる可能性だって否定はできません。
そもそも自然素材を扱えない工務店が、その下地工事を正確におこなえるとは思えないのです。
工事の責任の所在を明確にするためにも、リフォーム工事では、2社以上の工務店を入れるのではなく、1社で下地工事から仕上げ工事までおこなってもらい、責任施工にて依頼すべきです。