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間取りの大きさ?スペック仕様?悩んだ時にどう解決するのか?

2024-10-25

【新築を建てたいとかんがえています。

 

質問は、いわゆる自然素材(無垢の木、漆喰)の狭いけど高いし設備もいまいちな家と、

Tホーム(工程が早く、下請けが嫌がるらしい)の安くて広くて新建材で設備が充実している家

と、なやんでます。

 

なにを取るか、なのですが、設備はともかくとして広さってどうなんでしょうか…】

 

―YAHOO知恵袋にこんなご質問がありました―

 

家を建てるとなると「やっぱり広い家!」という方もおられるかもしれませんね。

 

もちろん広さを重視するのは素晴らしいこだわりポイントだと思います。

 

しかし、そんなに広い家を本当に必要なのでしょうか?

 

近年では、シンプルな暮らし、モノを持たない暮らしが流行っていて、建物のサイズもここ10年見てみても、昔より小さくなっております。

 

最近の家だと、サニタリースペースを充実させるために、洗面脱衣所ではなく、「洗面スペース」「脱衣所」と分けるだけでなく、併設する形でファミリークローゼットや物干しスペースを設ける方も増えています。

 

また、玄関横に土間クロークを設ける場合も多いですし、トイレの2台も当たり前になっています。

 

このように、昔よりもむしろ床面積は伸びているような要素がたくさんあるのに、面積は小さくなっている傾向は何故なのか?

 

それは「個室の削減、縮小」があげられます。

 

昔は、「子供部屋」といえば、6帖とクロゼット収納でした。

主寝室なら8帖以上という方も普通だったと思います。

 

でも今はどうでしょうか?

 

子供部屋に至っては、4.5帖~5帖はもちろん、3.5帖くらいも珍しくありません。

これは子供部屋にこもってテレビを見たり勉強するのではなく、リビングで家族みんなでテレビを見たり、ゲームをしたり、学校の宿題をさせたいという親御さんの意向が強いように思います。

 

また、主寝室も多くの方にその用途を聞くと「寝るだけ」が大半を占めます。

寝るだけなら、8帖どころか6帖でも十分という方も多いのです。

 

このように「個人」のスペースは年々小さくなってきています。

 

その代わり、「家族の共有」スペースは、上記のようにより充実してきているのです。

 

またその他にも

 

「玄関は1坪サイズが一般的だったのが、現在は0.75坪ほどが多い」

「玄関ホールがない“ホールレス”も増えている」

「室内干しが主流の現在、最初からバルコニーは設計しない」

「各寝室に収納を設けず、洋服などはファミリークローゼットに集約する」

 

など、必要な建物のサイズは設計の工夫や、暮らしの変化により徐々に小さくなっている傾向になるのです。

 

ですので、「無駄を省けば、無理に大きな間取りは必要ない」と思うのです。

 

もちろん、広い玄関土間が欲しいとか、寝室も大きく欲しいという場合はそれを優先すればいいと思います。

 

ただし、『絶対にその広さが必要なのか?』

を説いてみてほしいのです。

 

一般的な3LDKの間取りで, ファミクロがあって、トイレが2台あって、洗面と脱衣が別にあればOKということであれば、延床面積は2階建てで30坪もあれば十分に叶います。

 

むしろ、コンパクトで使い勝手のいいサイズ感で仕上げて、間取りの広さをおさえて浮いた予算で、

・耐久性の高い構造

・地震に強い耐震性能・冬暖かく夏涼しい省エネ性能の高いエコな家

 

などの基本性能はもちろんこだわって欲しい。

 

ちなみに、建築確認さえ下りてたらそれでいいみたいな家は論外です。。。

(残念ながら、建築確認が下りてる=構造性能が安全安心 とは言えません)

 

そのうえで、

・床材や造作カウンターや造作収納、施主支給で自分らしさを表現する

・漆喰などの自然素材もほどよく使って、家族が健康で暮らせる空間をつくる

 

など間取りの広さに予算を使うより、

家のスペック、そして 家族の暮らしやすさ に

予算を使う方をオススメします。

 

そして、何より大事なのは、

 

これらの希望に合った家づくりを一緒に作り上げてくれる工務店・住宅ビルダーや、担当者に出会えるか、また一緒に伴走してくれるパートナーとなりえるのかどうかが最も大事です。

 

大きい会社の担当者=親身になって家づくりを伴走してくれるのか?

 

「マニュアル通りの打ち合わせしかしてくれない担当者」

「融通が利かない担当者」

「一生懸命さがなく、頼りにならない担当者」

 

こんな担当者に当たれば、納得いく家づくりは絶対に叶いません。

 

「間取りの大きさ?スペック仕様?悩んだ時にどう解決するのか?」

 

この答えはたった一つ。

 

一緒になって相談に乗ってくれ、アドバイスしてくれる担当者パートナーと出会うこと。

 

そこに、会社の規模や知名度、広告でよく見る会社なのかは関係ありません。

 

家づくりでは、工務店や住宅ビルダーなどの建築会社そのものとの関係性以上に、

 

「担当者とお客様という極めてパーソナルな係」が大事なんです。

 

担当者が頼れる、知識も経験も豊富で的確なアドバイスをくれる、そんな担当者と出会えたら、家づくりは必ず成功します!!