住宅ローンの銀行費用って、いくらぐらい必要なの?
注文住宅で多くの方がお世話になる住宅ローン。
その住宅ローンを組むにあたって銀行へ当然に手数料などを支払うわけですが、一体いくらくらい用意すればいいのか想像もつかないという方も多いと思います。
頭金として必要なのか?借り入れでいけるのか?
それを知ることが重要になります。
そもそも銀行手数料って、どんな種類があるの?
住宅ローンを組むのに、銀行手数料が必要なことはわかっているけど、そもそもいつ必要なのかわからない方が多いと思います。
銀行手数料は大きく二つに分かれます。
一つは、【銀行手数料】と呼ばれるものです。
これは住宅ローンを利用する場合に必ず必要です。
借り入れ金額や借り入れ期間に関わらず、一定金額が必要になります。
一つに金銭消費貸借契約に対して一定金額が必要となりますので、夫婦合算して借り入れする場合は二つの金銭消費貸借契約が必要になりますので、銀行手数料も2倍いります。
もう一つは【銀行保証料】です。
これは借り入れ金額と、借り入れ期間に応じて、金額が決まる場合が一般的ですが、審査によりにより金額が優遇される場合などもあります。
例えば、3000万円を35年借り入れするのと、3000万円を25年借り入れするのでは、銀行保証料は35年借りるほうが高くなります。
35年借り入れする場合でも、2000万円借りるのと、3000万円借りるのでは、3000万円借りた場合のほうが、銀行保証料は高くなります。
銀行手数料っていくらくらい払うの?
まずは【銀行手数料】ですが、一般的には30,000円~50000円前後が多いでしょうか。
これは決済までに払う必要があります。
最近多いのがご夫婦共に共働きなので、夫婦連名で土地を購入したり、建物を建てられる場合です。
この場合は一般的に連帯債務という形で、ご夫婦それぞれが住宅ローンを組む形を取る、つまり契約が二つになるということです。
そうなると、2倍の60000円~100,000円近くかかる金融機関もあります。
借り入れ先で条件は異なりますのでその点は確認が必要ですが、この銀行手数料分は頭金としてご用意しておいてください。
一方、【銀行保証料】についてです。
3000万円を35年期間で借り入れした場合、金融機関によりますが、700,000円や800,000円なんて見積りが提示されます。
結構な金額です。。。
でも実はこの【銀行保証料】は後払いにすることができます。
つまり、とりあえず家づくりの段階では払わないで、月々返済する金利に上乗せして少しずつ支払う方法です。
一般的には金利が0.2%上乗せになります。
例えば、通常の借り入れ金利が0.7%だったら0.2%上乗せして0.9%の金利にすることで、当初に銀行保証料を払わずに済みます。
その分を土地の購入や、建物のグレードアップなどの予算に割り当てることもできます。
この方法を取ると金利を少し取られますが、後払いにすることで、諸費用としての予算組みは不要になります。
諸費用を抑えたい!まずは土地や建物に予算を使いたい!という方はぜひこの【銀行保証料を後払い】にしましょう。