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建て替えの工事期間

2017-10-29

建て替え新築をする際に、知っておきたい「建て替え期間」。

当然、仮住まいをしなければいけないので、建て替え工事期間を把握しておくことは重要です。

但し、建て替えには「解体工事」という、更地の土地に建てる場合とは異なる工事が追加で必要です。

その期間も含めた工程確認が必要となります。

 

建て替え工事期間=注文住宅の工事期間ではない

建て替え新築をする際に、雑誌やインターネットで「注文住宅の期間」についての記事などを拝見します。

最近は情報が簡単に手に入るので、そのまま情報を取り込んでしまいがちですが、注意も必要です。

それは「解体工事の期間」を考えなくてはいけないという点です。

「注文住宅」というと、一般的に土地を購入し、そこへ建てるという方が多いと思います。

全てではないですが、土地は更地での購入、または既存建物を解体して更地にした状態というパターンが多いと思います。

 

ところが、建て替えの場合は、解体工事をする直前まで施主様が生活をしているために、解体工事を事前にすることはできません。

「注文住宅」の場合は、「更地の状態」から地鎮祭や地盤調査、基礎工事~完成までの期間が「4-5ヶ月間」なんて書いてある目安が多いかと思います。

ところが、建て替え新築の場合はこの上記の期間に加えて「解体工事の期間」をみておくことが必要です。

頭では「そんなこと当然!」とわかっていても、雑誌やネットなどで「解体工事期間を除いた」注文住宅の期間を目にすることで、混同してしまいがちです。

 

打ち合わせが進んでいき、仮住まいへの申込みなどの段階になる前に、住宅メーカーや工務店には事前に工程を確認しておくことが重要です。

また、建物内にゴミや家具など廃棄されずにそのまま現場へ置いている場合は、当初の予定より金額はもちろん工事日数がかかる可能性があります。

 

解体工事と本体工事の工事日数の目安

ちなみに、解体工事の目安期間としては、木造住宅2階建てで、延床面積30坪ほどで、現場への重機の搬入など工事に支障が生じることがない場合は、約7日~10日が目安となります。

但し、建物内のゴミ処分や、植栽やカーポート等の撤去、手バラシによる解体工事の場合は、それ以上に工事日数を要しますので、注意が必要です。

ですので、通常の注文住宅の期間の4-5ヶ月間に、解体工事として約2週間はプラスして工事期間を考慮しておく必要があります。

 

見た感じは完成!???

建て替え新築工事をしていると、施主様も現場によく足をお運びいただくので、常に現場の進行状況を把握されている方も多いです。

現場見ていると「もう完成したんじゃない!?すぐにでも入居できそう」と、新居への引越し計画を進める方もおられますが、実は見えない工事などもたくさんあります。

工事が進んでいき養生をはずすと完成したように見えますが、役所や保険会社の検査があったり、表題登記などの登記手続きの上、住宅ローンの銀行決済など、お引渡し迄少し時間が必要な場合があります。

あくまでも工事の終了は検査も終わり、補修などもおこない、登記のうえ、銀行決済ができてはじめて「お引渡し」となります。

ここまでが建て替え新築工事の工事期間となりますので、ご入居をお急ぎの方は、早めの段階で、この「引渡し」の工程について確認することが重要です。