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住宅の地盤改良工事とは

2018-06-22

今から家を建てようと考えた際に、購入した土地が軟弱地盤だったらどうしたらいいのか。

 

地盤調査をおこなうと、その土地の地盤の強度がわかります。

そして地盤が軟弱な場合は、地盤補強工事をする必要が出てきます。

そこで、ここではその地盤補強工事の種類と、特徴をご紹介したいと思います。

注文住宅これからご検討中の方は、ぜひ知っておいていただきたい知識となります。

 

主に3種類の地盤補強工事がある

住宅等の小規模建物の場合の地盤補強工事は主に3種類の施工方法があります。

・表層改良工法

・柱状改良工法

・鋼管杭工法

それぞれ施工方法や金額、特徴が異なります。

どの工法を採用するかは、地盤調査の結果や、土地と周辺との関係などを考慮し、決定します。

 

軟弱地盤が浅い場合の表層改良工法

土地の軟弱地盤が1~2mほどの浅い場合には、表層改良工法が適しています。

これは軟弱地盤の土を掘り起こし、そこへ水とセメント系固化材を混ぜたものを流し込み、転圧をかけて、締め固めます。

締め固めたエリア一体は、強度の強い地盤となりますので、その上に建物工事を進めていくことになります。

工事費用も一般的に一番安い工法となります。

 

深い位置に軟弱地盤がある場合は柱状改良工法

4~6mほどの少し深い位置に軟弱地盤がある場合には、柱状改良工法が適しています。

これは水とセメント系固化材を攪拌したものを現場で重機で穴をあけながら流し込んでいきます。

基礎の位置にあたる箇所へ約2mピッチで施工していきます。

数十本の現場施工杭をつくりだし、そのうえに基礎がのっかる形となります。

震動も少なく、工期もおおよそ1日で済み、住宅街での施工にも適しています。

地盤補強工事の代表格という工法だと言えます。

 

かなり軟弱地盤向けの鋼管杭工法

深い位置に軟弱地盤があり、なおかつ土が弱く、柱状改良をしても締め固まらないような場合は、鋼管杭工法が最適です。

敷地全体が非常に軟弱、あるいはかなりの深さが必要、また地下に水路などの可能性があるような場合には鋼管杭工法が良いでしょう。

鋼管杭という既製の杭のため杭の性能は安定性があり良いのですが、現場で打ち込む際の、高い金属音と、地面に響く震動がデメリットです。

施工する際には、近隣への十分な説明や理解を得ておくことが重要になります。

十分なあいさつ回りなどがなされていなければ、近隣クレームの元になりやすい、それほど大きな工事となる点を注意したいものです。

また、施工金額も一番高額になりやすいので、地盤に不安がある土地の場合は、予算計画の段階からしっかりと地盤改良工事代金をみておきましょう。

 

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