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熱中症は住宅性能アップで減らせる

2018-08-14
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日本の夏は非常に暑く、熱中症で体調不良を起こされる方も多いと思います。

この熱中症って、イメージでは暑い外にずっといるとなるってイメージですが、実は違います。

国立環境研究所が出したデータによると、熱中症の実に40%が「住宅内」で起きているのです。

 

ちなみに、

・作業中・・・12%

・運動中・・・9%

・公衆出入場所・・・16%

・学校・・・3%

・道路・駐車場・・・17%

となっています。

 

こう考えると、「住宅内」での熱中症の多さが際立って見えます。

その内、65歳以上の方が、実に70%を占めているのです。

 

ついつい外に比べて、住宅の中は熱中症の心配はないと油断しがちですが、それは大変危険です。

ヨーロッパに比べて日本の断熱性能は低いといわれています。

このようなことから、日本では冬場の浴室でのヒートショックや、夏場の住宅内での熱中症を起こしやすいといわれています。

 

このような熱中症などの住宅内での事故を減らすため求められる住宅とは、断熱材や窓サッシなどを中心とした外皮性能の高い住宅です。

特に設備に過剰に頼らない、外皮性能の高い低燃費住宅をより求めていくべきです。

そして、断熱性能など家の基本的構造はリフォームではなかなか手が出しにくいものです。

住んでからやっぱり断熱性能をリフォームで高めようと思っても、住みながらだとなおさらカンタンな工事ではできません。

ですので、ぜひ家を建てる新築時にこそ、断熱性能などの基本性能をアップさせ、快適性の高い省エネの家づくりに取り組んでいただきたいものです。