要望のリストアップと優先事項の順位付け
注文住宅で家を建てる夢を実現しようと理想の家づくりについて思いをはせることは本当に素敵なことです。
しかし、予算面であったり、土地の大きさによる建物のボリュームの制約、また建築に関する法律や条令などによる制約で、必ずしも全てが希望通りに叶えることが難しいのが現実です。
そこで現実世界と夢の家づくりのすり合わせをしていかなければいけません。
家づくりの要望のリストアップ
そこで、家族会議を開いてどんな家づくりをしたいのか、まずは要望を具体的にしていきましょう。
・明るく天窓のあるプライバシー性を確保した2階リビングにしたい
・陽が入り過ぎず、静かな生活がしたい
・吹抜けがあって家族の存在をいつも感じ取れる家にしたい
など、具体的な家づくりのテーマについてまとめていきましょう。
こんな家がいいな、あんな家がいいなというのは、家づくり専用ノートをつくり、そこに書いていくのがいいでしょう。
また雑誌やネットで理想のイメージにあった画像などを切抜きしてスクラップしておくことも手です。
いざ、家づくりがスタートした際に、ハウスメーカーや工務店の担当者にそのノートを見せながら、説明することで、よりスムーズな意思疎通ができます。
優先事項の順位付け
そして、家づくりでやりたいことをどんどん列挙していったら、3段階に分けるべきです。
・第一順位「絶対に必要こと」
・第二順位「ぜひ実現したいこと」
・第三順位「できればやりたいこと」
この3項目に分けていきましょう。
この3段階に分けることは、後々のプランニングの際のモノサシとなります。
それは「予算の面」でも「空間的な制約の面」でも、常にこの基準に沿って家づくりを進めていくようにしましょう。
当然に優先すべきは「第一順位」に挙げた項目となります。
この「順位付け」ができていないと、具体的な設計段階で何がしたいのか?何を優先したらよいのか?が、わからず、パニックに陥ってきます。
あとから大変なことにならないように、つねに「家づくりに要望のリストアップ」と「優先事項の順位付け」はおこなうようにしましょう。
こういう作業をしっかりとできていると、家づくりをスムーズに進めることができます。