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建ぺい率、容積率によって家の大きさは左右される

2018-09-11
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自分のこだわりで建材や住宅設備機器などを自由に決めれるのが、注文住宅の醍醐味です。

しかし、家づくりにおいて自分の都合で自由に決められない項目もあります。

それは家の大きさや形です。

 

どういうことかと言うと、家を建てる際には、建築基準法という法律や、その建てる地域の条例などにより制約を受けるからです。

たとえば、建ぺい率や容積率、北側斜線や道路斜線というのが代表的なものです。

 

建ぺい率とは、敷地面積における建築面積の割合のことで、敷地に占める建物の割合というイメージです。

敷地及び建物を真上から見たときの影になる部分の割合というとイメージしやすいかもしれません。

 

容積率とは、敷地面積に占める延床面積の割合のことです。

敷地面積が30坪で、容積率200%だと、延床面積60坪まで建物を建てることができます。

(但し、建ぺい率や前面道路の幅員等により容積率が制限されるので、実際はここまでは住居地域では建てられませんが、その点は今回はあえて触れていません)

 

また、道路斜線や北側斜線などは、建物の形状に影響してきます。

特に低層地域などで北側斜線の制限がある地域だと、建物を北側に寄せて建物を建てると、部屋内の天井高さが下がるなどの制限が加えられるため、配置も含めて建築計画をしっかりと立てることが重要になります。

 

ただ、このような用途地域や都市計画など法規制を自分で調べて、設計プランに反映させるというのは非常に難しいので、建物の建築を依頼するハウスメーカーや工務店にアドバイスをもらいながら、建物のプランニングを進めていくことが重要です。

特にこれから土地を買って注文住宅をしようとお考えの方は、土地を買ってしまってから「法規制があって、自分が思っていた理想の家が建てられない」ということにならないよう、“土地を購入する前”に、建築を依頼するハウスメーカーや工務店の担当者に土地探しの同行をしてもらえるよう依頼しておきましょう。