間取り作成は大から小へ
家づくりで間取りの作成は、楽しいものであり、また注文住宅の醍醐味でもあります。
ネットや雑誌にもいろんな間取りが掲載されており、参考にして自分自身の家づくりに役立てて見ようと思う方も多いでしょう。
ですが、間取りの作成を進めていくにあたっては、最初から詳細は決めるべきではありません。
“間取り作成は大から小へ”
進めていきましょう。
つまり、全体から細部へと考えていくのです。
そのためには、用途や機能ごとにスペースを大きく分類していくようにしましょう。
これを「ゾーニング」といいます。
最初に全体像ということで、「家」「庭」「ガレージ」以上の3つの配置を決めましょう。
次にリビングや玄関、廊下といった「パブリックスペース」と、寝室や子供部屋などの「プライベートスペース」に大きく分けます。
ここでも、「リビングは何帖で、主寝室は何帖」など、具体的には決めません。
あくまでこのあたりにリビング、このあたりに主寝室など、決めるのはざっくりな配置です。
次に関連するモノを紐付けていきます。
たとえば、キッチンに関連するものとして、パントリーやユーティリティなど。
また、洗面所や浴室の回遊式を希望するなら、キッチン関連として隣接させ快適性が高いゾーニングをおこないます。
主寝室なら、ウォークインクローゼットやパウダースペース、書斎スペースなど。
玄関なら、ホールや玄関クロークなどです。
大切なのは何帖つくるのかではなく、希望する暮らしを叶えるための「配置計画、ゾーニング」を優先して間取りをつくりましょう。
大から小へ、順番を追って徐々に間取りをつくっていけば、快適性の高い暮らしやすい住まいができるはずです。