LDKと各空間のつながり
コミュニケーションからつながりを考える
家づくりで間取りはとても重要になってきます。
みなさんが特に重要視するのは、やはり家族がいる時間が多いLDKではないでしょうか。
家全体の中でもLDKの重要度は年々向上しているように感じますし、実際にその空間にいる時間を考えると当然だといえます。
しかし、家というのはLDKだけで成り立っているわけではありません。
寝る空間としての寝室や、勉強や遊ぶ空間の子供部屋、部屋と部屋をつなぐホールや廊下・階段はもちろん、洗面所やトイレなどの水廻りもあります。
それらの各空間とLDKのつながりを間取りをつくる上で、意識することは重要です。
LDKと子供部屋との関係、LDKと主寝室の関係、LDKと洗面脱衣室との関係など。。。
それらの関係を考える上で重要なのが、「家族とのコミュニケーション」という目線から、その関係を考えるべきです。
小さなお子様がおられるご家庭なら、LDKから子供部屋が見えたり、あるいは吹き抜けを通して乾いをすることができるなどは一例と言えます。
小さなお子様が大きくなり、独立性が求められるようになれば、音や光の漏れがLDKにいかないような工夫、あるいはその準備を建築工事の中でおこなっておくことが良いでしょう。
現在の住まいは、昔の家と比べても断熱性に優れているので、吹きぬけもきっと作りやすいはずです。
上手に利用して、家族が程よい距離感で気配が感じられ、「コミュニケーションが取りやすいつまがり」が生まれるような家づくりが求められているといえます。