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高齢時への対応は“備え”を考えておくことが大事

2019-06-01

子育てファミリーの方の注文住宅の打ち合わせでも、将来の老後に供えて準備をお考えの方は非常に多いと思います。

もちろん、老後はゆったり広い田舎暮らしを考えているという方や、マンションへ移り住むことを考えている方が多いのも事実ですが、まずは叶えたマイホームで生涯住むことを考える方が圧倒的に多いです。

そうすると、老後への対応を今の若いうちから考えておくということも、注文住宅ではよくあります。

 

高齢者へ配慮した設計という点では一般的に一階寝室+隣にトイレという配置や、段差のないバリアフリー設計、廊下の幅や手摺の設置、出入口の開口幅を広げるなどがあります。

しかし、実際これらを全て今の段階から取り入れるというのは難しいものです。

将来自分がどのように老い、どのような住宅にすべきかは、その人の身体的条件に合わせて設計する必要があるからです。

手摺の位置ひとつとっても、その人の身長や体重、利き手などいろんな条件が求められます。

ですので、若いうちはあまり神経質にはなる必要はないと思います。

 

加齢への対応準備をするとしたら、車椅子になった場合でも動きやすいように出入口幅を確保しておく、または容易に出入口を広げられるように検討した設計にしておく、手摺取り付けのための補強下地を要所要所に設けておくだけでも良いと思います。

 

こうした点に配慮するだけでも、身体的な条件に応じて大掛かりなリフォームをせずに澄むこともできるのです。