建築代金の支払いタイミングと住宅ローンについて
家づくりにかかるお金の基礎知識
「家を建てる際に建物代金はいつ支払うの?」
「工事代金の支払うタイミングを知りたい」
このように思っている方は多いのではないでしょうか。
多くの方が家を建てる際は住宅ローンを組みますので、建築代金の支払うタイミングについては住宅ローン先との調整が必要になります。
そこで今回は建築代金の支払いタイミングと住宅ローンについて紹介します。
□「建築代金は通常3~4回払い」
建てられるハウスメーカーや工務店との契約内容にもよりますが、一般的には建築代金は3回に分けて支払います。
一般的には、工事請負契約時が1回目です。
請負契約時の契約金額が少額の場合は、建築工事が着工した時の着工金でも支払うこともあります。
その次は棟上を迎えた時に支払う工事中間金です。
ここまでで、全体の工事請負代金の60~70%を支払うことになります。
最後は建物が完成した時の完成金(決済金)となります。
□「住宅ローンは基本的に完成後にしかお金が出ない」
ところが、住宅ローンというのは、一般的には、建物完成時に融資金額全額が下りる仕組みです。
しかし、土地から購入する場合は、多くは土地先行決済と言って、まずは土地を決済する必要があります。
そして、建物の工事代金についても上記のように3~4回に分けて分割で支払う必要が生じるため、住宅ローンの融資実行と、実際にお金が必要なタイミングがずれてきます。
この問題をクリアするのが「つなぎ融資」という制度です。
□「つなぎ融資の活用」
建売住宅を購入する場合は、つなぎ融資というものはあまり使いませんが、一般の消費者から土地を購入して、ハウスメーカーや工務店で家を建てるという注文住宅の場合は「つなぎ融資」は、頭に入れておく必要があります。
多くの金融機関では「つなぎ融資」はおこなっておりますが、一部ネット銀行などでは「つなぎ融資」がない場合もあります。
ご自身で住宅ローンの申込などを進めていて、いざとなったら「つなぎ融資」ができないことに気づいた・・・なんてことにならないように、住宅ローン先を探す際には、金利や条件だけにとらわれずに、「つなぎ融資の有無」もしっかり確認しておきましょう。
□まとめ
今回は建築代金の支払いタイミングと住宅ローンについて紹介しました。
住宅ローンは「自分の立場」から見ると、金利や返済しやすい金融機関などを選ぶ基準となります。
しかし、同時に「ハウスメーカー・工務店の立場」から見ると、建築代金の支払い条件をクリアできる住宅ローン先選びが重要になってくることを忘れないようにしたいものです。
今回ご紹介した建築代金の支払いタイミングと住宅ローンについての記事をぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
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