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無垢フローリングの塗装の種類について

2020-02-13
無垢フローリングとあかちゃん

無垢フローリングの塗装の方法にはさまざまな方法があります。

現場納品時では無塗装の状態が一番多いのですが、メーカーから出荷時にオスモ塗装やりボス塗装などを施工済みの状態で納品される場合もあります。

どちらにしろ、無垢フローリングのメンテナンスのために塗装については知っておくべきことがあります。 

そこでここでは、無垢フローリングの塗装の種類についてご紹介いたします。

 

無垢フローリングの塗装の種類

①無塗装

サンディング後の木の状態そのままでも使用することも可能。

ただし、耐水・耐汚性が劣るため、施工後に自然塗料を塗ることが良いでしょう。

 

②自然塗装

オスモやリボスなどの「クリア」オイルを塗った状態。

耐水・耐汚性があり、木の触り心地や質感が損なわれません。

定期的にメンテナンスが必要ですが傷などの補修が容易です。

 

③着色自然塗装

オスモやリボスなどの「着色」オイルを塗った状態。

耐水・耐汚性があり、木の触り心地や質感が損なわれません。

定期的にメンテナンスが必要ですが傷などの補修が容易です。

 

④調色ウレタン塗装

樹種によって色調の濃淡差が厳しい場合、色調を整えるために若干に色を含んだウレタン塗料で着色する手法です。

 

⑤ウレタン塗装

「クリア」ウレタンを塗った状態です。

表面にウレタン塗膜があり、耐水・耐汚性に優れて基本的にメンテナンス不要です。

主に日本国内での別途塗装の際に使用し、鏡面仕上げや着色ウレタン塗装が可能。

 

⑥UVウレタン塗装

通常のウレタン塗装にUV(紫外線)で硬化する硬化剤を入れることで、塗料が即時に乾燥するため大量生産の大規模フローリング工場などでは一般的です。

通常のウレタンと比較して若干固めになります。

 

⑦硬化ウレタン塗装

ウレタン塗料の中にセラミック粉末を混ぜることで塗膜を堅く仕上げる手法です。

杉や檜のような柔らかい針葉樹の表面を保護する場合や、ショールームなどの土足で使用する場所で強い効力を発揮します。

 

⑧艶消しウレタン塗装

「クリア」ウレタンを表面に塗った状態です。

表面にウレタンの塗膜があり、耐水・耐汚性に優れて基本的にメンテナンス不要です。

高いメンテナンス性を保持しつつ、無垢の風合いを活かすマットな仕上がりです。

 

⑨植物オイル仕上げ

UVウレタン塗装と同じ紫外線で硬化する硬化剤を入れた植物系オイルで、自然塗装のように木に染み込むことで質感を損なうことなく、木のぬくもりとメンテナンス性に優れた仕上げ方法です。

 

無垢フローリングの日々のお手入れについて

日常のお手入れは塗装の種類によっても異なりますが、基本邸には乾いた布かモップでおこなってください。

無垢材は水分を含むと、反り、曲がり、床鳴りなどの原因となりますので、ご注意ください。

ウレタン系の塗装品にワックスを塗布する場合、必ず木質系の油性ワックスをご利用ください。

また、ワックスに含まれる成分とそれぞれの樹種に相性があるため必ず目立たない場所で試し塗りをおこないましょう。

 

無垢フローリングに温風ヒーターやストーブ、ホットカーペットなど熱を直接あてるような暖房器具を使用する場合、無垢材が過乾燥となり反り、目割れなどの原因となるため、断熱性の高いマットなどを無垢フローリングに敷いてからご利用ください。

 

無垢の特性について

無垢材は湿度の変化により収縮を繰り返しますので、小さな反りや隙間、床鳴りが発生する場合があります。

また、稀に小さな目割れ等が発生する場合がありますが、これらは無垢材の基本的な特性であるということを理解しておきましょう。